谷川港問題の概要
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  我々ミニボート愛好家は以前の谷川港は、「A」と「B」で出航していた。
 「A」は無料で出航できていたがスロープは埋め立てられ、出航できなくなった。現 在は駐車場兼網干し場になっている。「B・C」は、漁協が管理。駐車場代¥500、ス ロープ使用料¥500(名目は清掃協力金)で運営されていた。スロープはミニボートだ けではなく、近くの駐艇場からトレーラーで引っ張ってきた20ft以上のプレジャーボー トもこのスロープを利用していた。
 春は大鯛、夏は大アジ、秋はメジロやアオリイカ、冬はメバルなど年間を通して豊 富な魚種が釣れ、出船可能な日は誰かがボートを出す人気の釣り場だった。特に、 夏〜秋の太刀魚シーズンは駐車場・スロープの混雑は相当であった。谷川漁協の 運営する釣堀オーパが開業し「C」がその駐車場となり、谷川港の駐車場の混雑に 拍車が掛かり、天気の良い土日祭日は後から来る釣堀客の駐車スペースがなくなる ほどであった。 
 2007年9月23日、大阪の波高1m。プレジャーボートも出航を見合わせるような天 候であったがいずれも2人乗りのミニボートが相次いで遭難。組合長の指示で15ft 以下のミニボートの出航が禁止となった。(駐艇場のミニボートはft数の制限なし。) 谷川港はスロープ使用料を含め清掃協力金を支払い、他の愛好家に安心して教え られる釣り場であった。いわば関西ボート釣りの聖地であっただけに、谷川港の出 航禁止は衝撃が走った。
 関西圏ではミニボートが出船可能な港は以前はたくさんあったが、ここ数年出航を 禁止する港が続出。例えば、谷川港と同じく大阪府港湾局管轄の尾崎港も治安問 題から出航禁止の立て看板が港湾局の許可なしに立てられた。ミニボートは港湾か らの出船に対し漁協側から或いは一部の反対者から一方的に追い払われるケース が多々あり、ある意味社会的弱者となっている。全国的にも規制緩和などでミニボー トの場合保有台数は年々増えてるが出航出来る場所が年々減っていく傾向にある。 愛好会としては、まずこの谷川問題を考えていくことで、これらの問題を解決する糸 口になればと思い活動中である。
 なお現在、「C」は港湾局の管轄で漁協に地域振興の名目で使用許可を出ている。



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